新進気鋭の四人の監督が見せる映像美

香椎由宇、福士誠治ら実力派俳優が、川端康成の集大成に挑む!

日本を代表する文豪・川端康成の短編作品「掌の小説(122篇を収録)」から6作品をセレクションし映画化したオムニバス・ムービー。東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門正式出品(2009)。

『アコークロー』の岸本司、『Lost & Found』の三宅伸行ら、気鋭の若手監督4人が、“桜”を共通テーマとして日本の美を再現!! 『252 生存者あり』の香椎由宇、『女の子ものがたり』の福士誠治、『引き出しの中のラブレター』の吹越満ら、人気、実力派俳優が多数出演。美しくもエロチシズムあふれる、川端文学を体現した崇高な映像美が見どころ。

ストーリー&製作スタッフ

第1話「笑わぬ男」…路地裏の貧相なアパートで暮らす売れない作家(吹越満)と病床の妻(夏生ゆうな)。自分の死期が近いのを感じ、「桜が見たい」と言う妻のため、夫は桜が咲き誇る裏山へと向かう。監督:岸本司

第2話「有難う」…娼婦の菊子(中村麻美)は、ふとした言葉や風景に、自分が町へ出ることになった幼い頃を思い出す。母とともに、「有難うさん」と呼ばれる一番の評判の運転手のバスに乗った日のことを。監督:三宅伸行

第3話「日本人アンナ」…私(福士誠治)は、町で自分の財布を盗んだ可憐な少女アンナ(清宮リザ)に惹かれてしまう。彼女がロシア貴族の孤児として劇場に出演していることを知った「私」は、彼女の泊まる宿の隣の部屋に宿泊し、その様子を伺うのだった。監督:坪川拓史

第4話「不死」…雨の日も風の日も桜の木の下で、凧を揚げ続けている老人の新太郎(奥村公延)は、ある日、夢か現実か町の雑踏の中で、今は亡き恋人、みさ子(香椎由宇)と再会を果たす。二人は、みさ子が亡くなった場所である桜の木へ向かう。みさ子は、聞こえてくる風の音を懐かしいと言い、新太郎は何度もここで死のうと思ったと言う。そしてみさ子は、「そろそろ行きましょう」と新太郎の手を取る…。監督:高橋雄弥